交響詩: マリア=ヘスス・デプラダ=ヴィセンテ 創作人形展2024 2024年5月21日(火)〜26日(日)
交響詩: マリア=ヘスス・デプラダ=ヴィセンテ
創作人形展2024
2024年5月21日(火)〜26日(日)11:00〜18:00
(最終日は15:00まで)
ところ 京都文化博物館別館内JARFO京・文博
(京都市中京区三条高倉)
制作者のことば
今回の展示作品は,桐粉でボディから頭に至るまでをつくり,さらに絹糸で頭髪をつくり,ボディに木目込みの技術で布をはめ込み,面相を胡粉と顔料で仕上げるという形で出来ました。モチーフとして選んだのは浮世絵に登場する美人たちですが,正直、ボディをつくるために桐粉をこね始めるとき,何が出来上がるのかまだわからないのです。が,ある瞬間,古代ギリシャ人が言っていたエイドス,「あるべき姿」といったものが見えてくる。あとはそれに従うだけです。私のモットーは芭蕉の言葉,「古人の跡を追うな、古人が求めたところを求めよ」です。
「芸術」とか「創造」とかいった言葉は,使うたびに間違った方向に行きそうな言葉で,なにかをつくるとき、こうした言葉の罠にひっかからないようにしたいと思っています。
創造は制作者のものではなく,素材そのものからやって来るので,制作者はその代行者・媒体にすぎないということです。40年間人形づくりをしてきて,つくづくそう感じます。
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